ウインカースイッチの交換

夜になってウインカーを出すと、たまにライトが消える様になってきました。レバーを叩くとライトが点くので放置していましたが、今度はウインカー自体が引っかかって出ない時があると言う症状が出てきました。得にワイパーを使用すると、1度では指示器が出てくれなくなりました。

またまたヤフーオークションでウインカースイッチが落札できたので、交換の模様です。¥5750でした。

5分で終わるかと思っていましたが、そこは16年選手、ハンドルが外れず…… 以下ご覧下さい。


ハンドルを外さないと仕事が出来ません。

センターのベンツマークをこじり出します。

普通は上の状態で、赤矢印のキャップボルトを外せばハンドルが取れるのですが、過去に外そうとして断念した様な形跡があります。

無茶苦茶固く締まっていて緩みません。師匠に依ると、テーパーの勘合部分が張り付くのと、ロックタイトが効いて取れないのがあるそうです。

ボルトにアクセスし易いようにホーンパッドを外します。

これも手で外れます。

CRCを塗ったり、バーナーで炙ったり振動を与えたりしましたがダメでした。

インパクトレンチも受け付けません。

そうこうしているうちに6角の穴が潰れてきました。

皿のキャップスクリューなのでパーツを購入し、ドリルで頭をモミ落とすことにしました。

やっとハンドルが取れました。ふー。上がモミ落としたボルト、下が新品です。
ハンドルの中が切り粉で汚れたので、全てバラしてお掃除しました。

写真はないのですが、85年3月の第2週の製造です。

これが落札したスイッチです。クルーズコントロール付きですが、勿論ウチの車にそんな高級な装備はありません。
まずクルーズコントロールのレバー本体を細いマイナスドライバーでこじって外します。
次に配線を止めているクリップを外して本体より分離します。
これが分離後の画像です。
交換作業は至って簡単。取付ネジ2本だけです。
新旧スイッチの比較です。ブラスチックの成型が少し違います。
これが元のスイッチ。 SAE QB 84 と書いてあります。

84年製と言うことでしょう。 

これが取り替えた方のスイッチ。 SAE Q 79 と書いてあります。

79年製と言うことでしょうか、でもつじつまが合いませんね。

因みにこのスイッチの着いていた車は91年式でした。

床下に潜ってコネクターの差し替え。後は現状復帰で完成です。

勿論、ウインカー、ディマー、ワイパーの動作チェックもしました。

おまけ

駐車しておくとオイル漏れの跡が付くようになったので原因を探すと、ATオイルのオイルクーラーへのパイプ(黄色の矢印)のカシメから漏れていました。

ゴムの硬化で冷間時にだけ漏れが生じ、暖まると止まるようです。せっかくOHしたミッションが逝っては大変なので、即行で交換しました。

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